ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルチンとケルセチンはHepG2細胞のコレステロールを減少させるが、経口投与によりハムスターの血漿コレステロールは減少させない

Rutin and Quercetin Decrease Cholesterol in HepG2 Cells but Not Plasma Cholesterol in Hamsters by Oral Administration

要旨:
Vitro: ルチンとケルセチンは、ヒト肝癌由来細胞株HepG2中のコレステロールを減少させ、SREBP2・LDLR・LXRの発現をmRNAと蛋白質の両方のレベルで上方調節した。Vivo: 高コレステロール血症のハムスターモデルに、ルチン又はケルセチンを8週間投与しても、血中コレステロールは減らなかった。Vitroとvivoとの食い違いは、 ルチンもケルセチンも経口バイオアベイラビリティが低いためである。