ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

全身レベルの炎症に対するケルセチンの影響: 無作為化比較対照ヒト試験のメタ解析

Impact of quercetin on systemic levels of inflammation: a meta-analysis of randomised controlled human trials

著作名:
Qiaowen Ou
Zhifen Zheng
Yongyi Zhao
Weiqun Lin
出典:
International Journal of Food Sciences and Nutrition
2020
71
152-163
DOI:
10.1080/09637486.2019.1627515
キーワード:
ケルセチン
抗炎症作用
臨床研究
メタ解析
C反応性蛋白質
IL-6
TNF-α
要旨:
ケルセチンの炎症領域における、ランダム化二重盲検で行われた臨床研究データのメタアナリシス。炎症のバイオマーカー3種すなわち、C反応性蛋白質(6例)・IL-6(5例)・TNF-α(4例)に着目し、それぞれのデータをメタ解析した結果を以下に示す。C反応性蛋白質、標準化平均差(SMD): –0.24、95%信頼区間(CI): –0.49, 0.00、IL-6、SMD: –1.37、95%CI: –1.93, –0.81、TNF-α、SMD: –0.25、95%CI: –0.61, 0.12。慢性疾患の治療戦略として、ケルセチンは非常に有望と結論する。