クジャクヤシとその有効成分ウンベリフェロンとルチンによる、誘導型一酸化窒素産出の阻害
Inhibition of inducible nitric oxide production by Caryota urens and its active constituents umbelliferone and rutin
- 出典:
- Journal of Ayurveda and Integrative Medicine
- 2021
- 12
- 369-372
- DOI:
- 10.1016/j.jaim.2020.09.002
- 要旨:
- クジャクヤシ葉の抽出物には、誘導性NO合成酵素(iNOS)の阻害活性があった。その有効成分は、ルチンとウンベリフェロンであった。細胞株RAW 264.7にリポ多糖で炎症を惹起したアッセイ系で活性を評価したところ、クジャクヤシ葉エキス: 61%、ルチン: 30%、ウンベリフェロン: 41%であった。この際、細胞の生存率には全く影響がないことも、併せて確認した。