ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

アッケシソウから単離した3-カフェロイル-4-ジヒドロカフェロイルキナ酸およびイソラムネチン-3-O-グルコシドの、シクロオキシゲナーゼ-2(COX-2)阻害作用

Insights into cyclooxygenase-2 inhibition by isolated bioactive compounds 3-caffeoyl-4-dihydrocaffeoyl quinic acid and isorhamnetin 3-O-β-D-glucopyranoside from Salicornia herbacea

要旨:
分子ドッキングで得た炎症誘導物質COX-2への結合エネルギーの計算値は、イソラムネチン-3-O-グルコシドが-5.9 kcal/mol、3-カフェロイル-4-ジヒドロカフェロイルキナ酸(CDQ)が-6.1 kcal/molであった。IC50の実測値は前者が126.06 ± 9.44 μMで、後者が76.91 ± 2.33 μMで、計算値の結果を良好に反映していた。細胞株RAW 264.7をTNF-αで刺激した際、両者ともCOX-2の発現を阻害した。