ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

高脂肪食による褐色脂肪組織の炎症は、ケルセチンが緩和する

Quercetin alleviates high-fat diet-induced inflammation in brown adipose tissue

著作名:
Ya Pei
John S. Parks
Hye Won Kang
出典:
Journal of Functional Foods
2021
85
104614
DOI:
10.1016/j.jff.2021.104614
キーワード:
高脂肪食
マウス
褐色脂肪組織
ケルセチン
抗炎症作用
SIRT1
動物実験
要旨:
高脂肪食で惹起したマウスの褐色脂肪組織の炎症を、ケルセチンが低減した。見出したケルセチンの働きは以下の2点: 1) SIRT1を下方調節するマイクロRNAの発現の低減、2) NF-κBの核移行を阻害し、SIRT1活性を抑制するシグナル伝達を阻害する。よって、ケルセチンは褐色脂肪組織の炎症を抑える2点を明らかにした。