リンゴ搾りかすから得たケルセチン-3-グルコシド(イソケルセチン)は、癌細胞内の活性酸素種レベルを増加させて、細胞周期の停止とアポトーシスを誘導する
Quercetin-3-Glucoside Extracted from Apple Pomace Induces Cell Cycle Arrest and Apoptosis by Increasing Intracellular ROS Levels
- 出典:
- International Journal of Molecular Sciences
- 2021
- 22
- 10749
- DOI:
- 10.3390/ijms221910749
- 要旨:
- リンゴ搾りかすに含まれる数種のポリフェノールの中で、イソケルセチンが子宮頸癌細胞株HeLaに最も高い細胞毒性を示した。イソケルセチンは時間依存的に、HeLaの細胞周期におけるS期を停止し、アポトーシスを誘導し、活性酸素種の発生を促進した。イソケルセチンはまた、カスパーゼ-3および9を活性化し、抗アポトーシス蛋白質Bcl-2の発現を下方調節し、アポトーシス誘導性蛋白質の発現は上方調節した。