ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンを配合した乳清蛋白質の摂取は、西洋式食生活のオスラットの出生パラメータとアテローム発生指数を改善する

Quercetin-loaded on whey protein improves male fertility parameters and atherogenic indices of rats on a western-style diet

要旨:
高脂肪および高ショ糖食(西洋式食生活のシミュレーション)で惹起した、ラットの精子形成異常と精巣機能不全を、ケルセチンが改善した。モデルラットでは、生殖細胞の剥離・腫れを伴う異常な精巣上皮・精子形成細胞の比率の変化・アポトーシス細胞の増加・精子パラメーターの異常が観察された。乳清蛋白質をキャリアとするマイクロカプセルでケルセチンを封じ込めたDDSを投与すると、生殖細胞が著しく回復し、アポトーシスの割合が減少した。また、モデルで見られた、アテローム発生指数の上昇とテストステロンの減少も、ケルセチンDDSが解消した。