バイオリアクターによるヒト腸内細菌叢のモデルにて、ケルセチンと米糠の組合せは腸内細菌の種類を減らし、プロピオン酸の産出を高める
Positive Synergistic Effects of Quercetin and Rice Bran on Human Gut Microbiota Reduces Enterobacteriaceae Family Abundance and Elevates Propionate in a Bioreactor Model
- 著作名:
- Sudeep Ghimire
- Supapit Wongkuna
- Ranjini Sankaranarayanan
- Elizabeth P. Ryan
- G. Jayarama Bhat
- Joy Scaria
- 出典:
- Frontiers in Microbiology
- 2021
- 12
- 751225
- DOI:
- 10.3389/fmicb.2021.751225
- 要旨:
- ケルセチンと米糠とが腸内細菌叢の改善に、相乗効果を示すことをバイオリアクターを用いて検証した。ケルセチン単独では1種の腸内細菌のみ増大し、米糠単独での増大は15種、両者の組合せは13種を増大した。また、低級脂肪酸への影響として、ケルセチン単独ではイソ酪酸のみの産出を促進したが、組合せではプロピオン酸にも及んだ。