ロペラミドが誘発したラットの便秘に対する、ケルセチンの有望な保護作用
The potential of Quercetin to protect against loperamide-induced constipation in rats
- 要旨:
- 止瀉薬ロペラミドで惹起したラットの便秘を、ケルセチンが効果的に改善した。ケルセチンを投与すると、腸通過率・モチリン(小腸が分泌するペプチド)・ガストリン(胃の幽門前庭部が分泌するペプチド)・P物質が増加し、腸内の短鎖脂肪酸が増大した。ケルセチンはまた、ロペラミドがもたらしたカハールの間質細胞のマーカー(c‐KitおよびSCF)とアクアポリン3の減少を回復した。