βサラセミア患者の鉄過剰症と炎症に対するケルセチンの効果: 二重盲検無作為化臨床試験
The effect of quercetin on iron overload and inflammation in β-thalassemia major patients: A double-blind randomized clinical trial
- 出典:
- Complementary Therapies in Medicine
- 2019
- 46
- 24-28
- DOI:
- 10.1016/j.ctim.2019.02.017
- 要旨:
- 84名のβサラセミア患者を対象とする二重盲検臨床研究。ランダムに半分に分け、42名はケルセチン錠剤(500 mg/day)を12週間服用し、残る42名は澱粉をプラセボとして服用した。高感度C反応性蛋白質・鉄・フェリチン・トランスフェリン飽和度の低減に関しては、ケルセチン群に有意差を認め、症状を低減した。しかし、総鉄結合能とTNF-αには、十分な効果が見られなかった。