ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

妊娠マウスのケルセチン摂取は、高脂肪食を摂取するオス新生児のコレステロールレベルに影響を与えずに、総コレステロール/HDL比を調節する

Maternal Quercetin Consumption during Pregnancy May Help Regulate Total Cholesterol/HDL-Cholesterol Ratio without Effect on Cholesterol Levels in Male Progeny Consuming High-Fat Diet

要旨:
ケルセチン投与による抗肥満効果が、胎児にまで及ぶかを検証した。妊娠期にケルセチン+高脂肪食を与えた母マウスから生まれた子マウスに高脂肪食を与えたケースをQ-HFとする。妊娠期に通常食を与えた母マウスから生まれた子マウスに高脂肪食を与えたケースをC-HFとする。妊娠期に通常食を与えた母マウスから生まれた子マウスに通常食を与えたケースをC-Cとする。Q-HFはC-HFと比べて、体重・肝臓の重量・血中コレステロール濃度が大きな値を示した。しかし、総コレステロール/HDL比は、Q-HFとC-Cの間に差がなかった。