内皮細胞のミトコンドリアBKチャネルの活性化による、ケルセチンの細胞保護
Cytoprotective effects of the flavonoid quercetin by activating mitochondrial BKCa channels in endothelial cells
- 出典:
- Biomedicine & Pharmacotherapy
- 2021
- 142
- 112039
- DOI:
- 10.1016/j.biopha.2021.112039
- 要旨:
- ケルセチンは、ミトコンドリアの高コンダクタンスCa調節性Kチャネル(BKチャネル)を活性化した。ケルセチンは10 µMの濃度でも内皮細胞への毒性がない上、TNF-αによる損傷に対して保護効果を示した。また、ケルセチンの存在は、BKチャネルβ3が調節するサブユニットの発現を、遺伝子と蛋白質の両方のレベルで促進した。