抗レトロウイルス薬リルピビリンのヒト皮下脂肪細胞への影響とケルセチンを用いたその栄養管理
Effect of the anti-retroviral drug, rilpivirine, on human subcutaneous adipose cells and its nutritional management using quercetin
- 出典:
- Molecular and Cellular Biochemistry
- 2020
- 471
- 1–13
- DOI:
- 10.1007/s11010-020-03744-4
- 要旨:
- HIV感染を逆転写酵素阻害剤リルピビリンで治療すると、脂質代謝異常の副作用があるが、ケルセチンによる克服の可能性を追求した。ヒト由来皮下脂肪細胞にリルピビリンとケルセチンを同時に作用させると、前者の単独作用時と比べて顕著に、中性脂肪の蓄積を阻害した。ケルセチンはまた、脂肪細胞の炎症(レジスチン・IL-8)と酸化ストレス(SOD・カタラーゼ・グルタチオン)を緩和した。