ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

マウスにおける、ケルセチンの28日間の反復経口投与毒性

Repeated 28-day oral dose toxicity of onion skin quercetin in mice

著作名:
Nathan Isaac Dibal
Sani Hyedima Garba
Tamunotonye Watson Jacks
出典:
Comparative Clinical Pathology
2020
29
1219–1227
DOI:
10.1007/s00580-020-03174-0
キーワード:
ケルセチン
マウス
反復投与毒性試験
血液検査
腎毒性
動物実験
要旨:
マウスにケルセチンを28日間、連続投与した際の安全性の限界を明らかにした。1日の投与量を0, 95, 190, 380 mg/kgに設定して、投与終了後、血液検査を実施した。95群は無投与群と比べ、アルブミン・総蛋白質・コレステロール・クレアチニンが顕著に増加した。カタラーゼ・グルタチオン還元酵素・SOD・マロンジアルデヒドは、投与量間に差が見られなかった。腎組織においては、糸球体の歪み・尿細管の退化が、190および380群に見られた。以上の結果から、28日間の連続投与では、1日190 mg/kg以上の投与量で毒性が発現する。