ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

M1/M2マクロファージ極性化と酸化/抗酸化バランスの、ケルセチンによる調節効果

Regulatory Effects of Quercetin on M1/M2 Macrophage Polarization and Oxidative/Antioxidative Balance

要旨:
リポ多糖による刺激は、マクロファージとミクログリアの両方でリポカリン-2の発現を促進する。ケルセチンはこれを阻害して、M1関連マーカー(IL-1・IL-6・TNF-α)を減少し、M2関連マーカー(IL-10)は増大した。ケルセチンは、M1分極の影響(神経炎症応答・活性酸素の産出・食作用)を抑制し、マクロファージとミクログリアの両方で、M2マクロファージの極性化を増強した。