ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンの存在下における、MCF-7細胞のオートファジーと細胞死誘導

Study of autophagy and cell death induction in MCF-7 cells in the presence of quercetin

著作名:
Shahrokh Safarian
Aisan Erfani
出典:
Journal of Cellular and Molecular Research
2022
35
465-477
DOI:
?
キーワード:
乳癌
MCF-7
ケルセチン
細胞死
アポトーシス
オートファジー
要旨:
ヒト由来乳癌細胞株MCF-7に対するケルセチンのIC50値を、220 μMと決定した。ケルセチン処置による細胞死は主にアポトーシスであり、54%を占めた。ケルセチンはBax/Bcl-2比を増加し、抗アポトーシス遺伝子Bcl-2の発現を減少した。この事実は、一定のBaxの発現にもかかわらず、アポトーシスに感受性をケルセチンが高めたことを意味する。ケルセチンはまた、LC3の発現を増大しmTORの発現は減少して、オートファジーの誘導も促進した。