癌治療に有効な、ケルセチンとルチンを基盤とするナノ製剤: 有効性の改善と分子メカニズムに関するシステマティックレビュー
Quercetin- and rutin-based nano-formulations for cancer treatment: A systematic review of improved efficacy and molecular mechanisms
- 出典:
- Phytomedicine
- 2022
- 97
- 153909
- DOI:
- 10.1016/j.phymed.2021.153909
- キーワード:
- システマティックレビュー
- ルチン
- ケルセチン
- ナノ製剤
- 抗癌活性
- 要旨:
- ルチンとケルセチンの吸収性を高めるために、しばしばナノ製剤化が行われる。ナノ製剤化による抗癌活性の向上に関する論文を、各種データベースで検索して、システマティックレビューを行った。その結果、抗癌活性とルチンまたはケルセチン処置には関連性を認め、ナノ製剤は単独と比較して、より大きな抗癌活性を有している。結論として、前臨床試験にてルチンとケルセチンのナノ製剤の抗癌活性と分子メカニズムを示した。