ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは大伏在静脈の酸化的損傷と炎症応答を緩和する

Quercetin Relieves the Excised Great Saphenous Vein Oxidative Damage and Inflammatory Reaction

著作名:
Yunpeng Bai
Qingliang Chen
Xiaolong Zhu
Nan Jiang
Ximing Li
Zhigang Guo
出典:
Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine
2021
2021
6251559
DOI:
10.1155/2021/6251559
キーワード:
大伏在静脈
ケルセチン
過酸化水素
抗酸化作用
抗炎症作用
ex vivo
要旨:
冠動脈バイパス術を受けた15名より採取した大伏在静脈のサンプルを用いる、ケルセチンの薬効評価。大伏在静脈に過酸化水素で酸化ストレスを与えると、一酸化窒素とマロンジアルデヒドが上昇し、SOD活性が低下する。しかし、予めケルセチンを作用させると、これらの酸化的損傷を回避した。ケルセチンはまた、IL-6とTNF-αのmRNA発現を抑制したが、CCL20とVEGFには影響を与えなかった。