ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

リポ多糖が損傷したラット由来腸上皮細胞IEC-6に対する、ガランギンとケルセチンの抗炎症活性、熱処理の影響

The In Vitro Anti-Inflammatory Activities of Galangin and Quercetin towards the LPS-Injured Rat Intestinal Epithelial (IEC-6) Cells as Affected by Heat Treatment

著作名:
Shi-Qing Cai
Qiang Zhang
Xin-Huai Zhao
Jia Shi
出典:
Molecules
2021
26
7495
DOI:
10.3390/molecules26247495
キーワード:
腸上皮細胞
IEC-6
ケルセチン
ガランギン
抗炎症作用
熱処理
要旨:
ラット由来腸上皮細胞IEC-6に、ケルセチンもしくはガランギンを作用させると、生存率が向上した。ケルセチン・ガランギンともに、プロスタグランジンE2の産出を抑制し、炎症誘導性サイトカイン(IL-1β・IL-6・TNF-α)を減少し、抗炎症性サイトカイン(IL-10・TGF-β)は増大した。ガランギンはケルセチンよりも高い抗炎症活性を示し、熱処理をすると両者とも抗炎症作用が低下した。