ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

四塩化炭素がラットの脳に誘発した毒性に対する、ケルセチンの保護的な役割

Protective Role of Quercetin in Carbon Tetrachloride Induced Toxicity in Rat Brain: Biochemical, Spectrophotometric Assays and Computational Approach

著作名:
Seema Zargar
Tanveer A. Wani
出典:
Molecules
2021
26
7526
DOI:
10.3390/molecules26247526
キーワード:
四塩化炭素
ラット
ケルセチン
脳保護
抗酸化作用
動物実験
要旨:
四塩化炭素で惹起した脳損傷から、ケルセチンがラットを保護した。四塩化炭素は、脳-体重比率・ALT活性・脳中の抗酸化物質(カタラーゼ・グルタチオン・SOD)を低減し、脳中の尿素・ナトリウム・過酸化脂質・アスコルビン酸は上昇させた。予めケルセチンを投与すると、この様な異常を回避し、かつ皮質の病変を予防した。しかし、ケルセチンは、AST活性の上昇までは抑制できなかった。