ヨーロッパブドウの葉から得たケルセチン-3-O-グルクロン酸ブチルとクラリスロマイシンとの組合せは、強力な抗ピロリ菌活性を示す
Quercetin -3-O-β-D-glucouronide butyl ester from Vitis vinifera leaves of potent anti-helicobacter pylori activity and impact of its combination with clarithromycin
- 出典:
- Egyptian Journal of Chemistry
- 2022
- 65
- 2-4
- DOI:
- 10.21608/EJCHEM.2022.106639.4896
- 要旨:
- ヨーロッパブドウの葉をエタノール水で抽出して、ケルセチン-3-O-グルクロン酸抱合体と、そのブチルエステルを得た。6種のクラリスロマイシン耐性ピロリ菌を用いて、薬効を評価した。ブチルエステルとクラリスロマイシンの組合せのみが、相乗効果を示した。分子ドッキングで算出した、ピロリ菌HyPBとの結合エネルギーは、グルクロン酸抱合体が-7.26 kcal/mol、ブチルエステルが-6.89 kcal/molであった。