ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

摘出したラットの心臓の虚血再灌流傷害にアポトーシスを軽減する、イソラムネチンの心保護効果

Cardioprotective effect of isorhamnetin against myocardial ischemia reperfusion (I/R) injury in isolated rat heart through attenuation of apoptosis

著作名:
Yan Xu
Chun Tang
Shengyu Tan
Juan Duan
Hongmei Tian
Yu Yang
出典:
Journal of Cellular and Molecular Medicine
2020
24
6253-6262
DOI:
10.1111/jcmm.15267
キーワード:
Ex vivo
摘出心臓
虚血再灌流傷害
イソラムネチン
心筋保護
アポトーシス
抗酸化作用
要旨:
摘出したラットの心臓を用いて、虚血再灌流傷害に対するイソラムネチンの保護効果を検証した。イソラムネチンは心臓の損傷を軽減し、心筋梗塞を縮小し、乳酸脱水素酵素とクレアチンキナーゼを増大した。同時に、左室拡張期圧・冠血流量・左室圧の最大上下速度を改善した。イソラムネチンはまた、Baxとカスパーゼ-3の発現の減少し、Bcl-2の発現は増加して、虚血再灌流傷害に伴う心筋細胞のアポトーシスを阻害した。イソラムネチンの抗酸化作用としては、マロンジアルデヒドの減少、SOD・カタラーゼ・GPxの上昇を認めた。