ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

高血圧症で過体重~肥満の被験者の血中レプチンとアディポネクチン濃度に、ケルセチンは影響しない: 無作為化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー試験

No effects of quercetin from onion skin extract on serum leptin and adiponectin concentrations in overweight-to-obese patients with (pre-)hypertension: a randomized double-blinded, placebo-controlled crossover trial

要旨:
高血圧予備軍とステージ1高血圧で、過体重~軽度の肥満の70名を対象とする、臨床研究。ランダムに2群に分け、半分はケルセチン162 mg/dayを摂取し、残る半数はプラセボを服用した。6週間の摂取期間と、続く6週間のウォッシュアウトを経て、摂取内容を入換えてクロスオーバーとした。両群ともに、血中レプチン値・アディポネクチン値に変化はなく、群間有意差も見出せなかった。