ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンの12週間の摂取は、ナチュラルキラー細胞の活性・顆粒球の呼吸バースト・女性被験者の顆粒球の食作用に影響を与えない

A 12-week supplementation with quercetin does not affect natural killer cell activity, granulocyte oxidative burst activity or granulocyte phagocytosis in female human subjects

要旨:
30~79歳の女性健常者120名を対象とする、臨床研究。ランダムに3群に分け、38名はケルセチン500 mg/day、40名はケルセチン500 mg/day、42名はプラセボをそれぞれ12週間摂取した。試験食はケルセチンもしくはプラセボを含むソフトチューで、1日2回摂取した。摂取期間の前後で検査を行い、IL-6・TNF-α・白血球サブセットの細胞数・ナチュラルキラー細胞の活性・顆粒球の呼吸バーストを評価した。いずれの項目でも群間有意差を認めず、ケルセチンの効果は検証できなかった。