ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ナビトクラックスまたはダサチニブ/ケルセチンで処置した肥満マウスにおける一過性の代謝改善

Transient metabolic improvement in obese mice treated with navitoclax or dasatinib/quercetin

要旨:
高脂肪食で惹起した肥満マウスに、ケルセチンとチロシンキナーゼ阻害剤ダサチニブとの組合せを、8週間(5周期)に渡って投与した。その結果、インスリン感受性と経口グルコース負荷試験にて、3~4周期目には改善効果が見られ、5周期目には惹起前の状態に戻った。また、白色脂肪組織中の老化関連マーカー(β-ガラクトシダーゼ活性・Cdkn2a-p16・Cdkn2a-p19)の減少も認めた。