フルーツジュースの摂取が、ケルセチンの尿排泄と抗酸化状態のバイオマーカーに及ぼす影響
Effect of fruit juice intake on urinary quercetin excretion and biomarkers of antioxidative status
- 著作名:
- Jette F. Young
- Salka E. Nielsen
- Jóhanna Haraldsdóttir
- Bahram Daneshvar
- Søren T. Lauridsen
- Pia Knuthsen
- Alan Crozier
- Brittmarie Sandström
- Lars O. Dragsted
- 出典:
- The American Journal of Clinical Nutrition
- 1999
- 69
- 87–94
- DOI:
- 10.1093/ajcn/69.1.87
- 要旨:
- 女性4名と男性1名が、週3回フルーツジュース(750, 1000, 1500 mL)を摂取し、クロスオーバーも行った。ケルセチンの摂取量が4.8, 6.4, 9.6 mg/dayに相当する。ケルセチンの尿排泄は、用量と時間とともに有意に増加し、その割合は0.29〜0.47%であった。血漿中のケルセチンは、ジュースの介入による変化がなかった。血中のマロンジアルデヒド値は、1500 mLのジュース摂取時において時間とともに減少し、脂質酸化が減少した。一方、2-アミノ-アジピックセミアルデヒド残留物は時間と用量とともに増加し、ジュースの酸化促進効果を示した。