ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フルーツジュースの摂取が、ケルセチンの尿排泄と抗酸化状態のバイオマーカーに及ぼす影響

Effect of fruit juice intake on urinary quercetin excretion and biomarkers of antioxidative status

要旨:
女性4名と男性1名が、週3回フルーツジュース(750, 1000, 1500 mL)を摂取し、クロスオーバーも行った。ケルセチンの摂取量が4.8, 6.4, 9.6 mg/dayに相当する。ケルセチンの尿排泄は、用量と時間とともに有意に増加し、その割合は0.29〜0.47%であった。血漿中のケルセチンは、ジュースの介入による変化がなかった。血中のマロンジアルデヒド値は、1500 mLのジュース摂取時において時間とともに減少し、脂質酸化が減少した。一方、2-アミノ-アジピックセミアルデヒド残留物は時間と用量とともに増加し、ジュースの酸化促進効果を示した。