ヒトにおける、タマネギ皮抽出物の経口投与後のより高い血中ケルセチン濃度: 純粋なケルセチン二水和物との比較
Higher plasma quercetin levels following oral administration of an onion skin extract compared with pure quercetin dihydrate in humans
- 著作名:
- Constanze Burak
- Verena Brüll
- Peter Langguth
- Benno F. Zimmermann
- Birgit Stoffel-Wagner
- Udo Sausen
- Peter Stehle
- Siegfried Wolffram
- Sarah Egert
- 出典:
- European Journal of Nutrition
- 2017
- 56
- 343–353
- DOI:
- 10.1007/s00394-015-1084-x
- 要旨:
- 21~33歳の健常者を対象とする、タマネギ皮抽出物とケルセチン二水和物との経口吸収を比較した、臨床研究。無作為化、単盲検、クロスオーバーで実施した。ケルセチン163 mgを含むタマネギ皮抽出物もしくはケルセチン二水和物(アグリコン換算で134 mg)を単回摂取し、24時間の血中濃度をモニタした。タマネギ皮抽出物群は、ケルセチンと比べて、4.8倍高い血中濃度時間曲線下面積(AUC)と5.4倍高い最大血中濃度(Cmax)を示した。しかし、最大血中濃度到達時間(Tmax)は、両群間で差がなかった。また、ケルセチンの体内動態は、性別間で差がなかった。