ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンとその誘導体の抗ウイルス・免疫調節・抗凝固効果: COVID-19の予防と対処における有望な役割

Antiviral, immunomodulatory, and anticoagulant effects of quercetin and its derivatives: Potential role in prevention and management of COVID-19

著作名:
Souparnika H. Manjunath
Rajesh K. Thimmulappa
出典:
Journal of Pharmaceutical Analysis
2022
12
29-34
DOI:
10.1016/j.jpha.2021.09.009
キーワード:
総説
ケルセチン
COVID-19
SARS-CoV-2
NRF2
3CLpro
ACE-2
NF-κB
NLRP3インフラマソーム
臨床研究
要旨:
ケルセチンおよびその誘導体(ルチン・イソケルセチン・ケルセチン7-O-グルコシド)によるCOVID-19の予防と対処に焦点を当てた総説。SARS-CoV-2(新型コロナウィルス)に直接作用するメカニズムとして、NRF2の活性化による複製の阻止・メイン蛋白質3CLproの阻害・ACE-2の阻害による侵入の阻止について論じている。免疫に関する機能としては、NF-κBとNLRP3インフラマソームの阻害を例示して、ウィルスからの防御を強調した。最後に、ケルセチンによるCOVID-19の臨床研究の論文を整理した。