ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

アセチル-CoAカルボキシラーゼ1/AMPK/ PP2A軸による脂肪酸新生を阻害して、ケルセチンは非アルコール性脂肪肝疾患 (NAFLD)の細胞モデル中の脂質蓄積を減少する

Quercetin Reduces Lipid Accumulation in a Cell Model of NAFLD by Inhibiting De Novo Fatty Acid Synthesis through the Acetyl-CoA Carboxylase 1/AMPK/PP2A Axis

要旨:
非アルコール性脂肪肝疾患 (NAFLD)の細胞モデルとして、グルコースと遊離脂肪酸が共上昇して、脂肪が蓄積する評価系を作成した。ケルセチンを添加すると、脂肪の蓄積が抑制され、XBP-1(小胞体ストレスのマーカー)とSREBP-1(脂質生合成に関与する転写調節因子)の発現を低減した。ケルセチンによる細胞質基質のアセチルCoAカルボキシラーゼのリン酸化の促進が、抗脂質生成に寄与するメカニズムを明らかにした。