ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

膠芽腫細胞株に対するケルセチンの細胞毒性・アポトーシス・ストレス応答に関する予備的な研究

A Preliminary Study of the Effect of Quercetin on Cytotoxicity, Apoptosis, and Stress Responses in Glioblastoma Cell Lines

著作名:
Magdalena Kusaczuk
Rafał Krętowski
Monika Naumowicz
Anna Stypułkowska
Marzanna Cechowska-Pasko
出典:
International Journal of Molecular Sciences
2022
23
1345
DOI:
10.3390/ijms23031345
キーワード:
脳腫瘍
膠芽腫
A172
LBC3
ケルセチン
細胞死
アポトーシス
壊死性
要旨:
膠芽腫細胞株のA172とLBC3の両方に、ケルセチンは細胞死をもたらし、脳腫瘍への有効性を示唆した。A172にケルセチンは、カスパーゼ3および7によるアポトーシスを誘導し、活性酸素を発生し、小胞体ストレスを増大した。一方、LBC3に対してケルセチンは、アポトーシスの促進は培養開始から24時間に限られ、48時間後には壊死性の細胞死へシフトした。