ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フルクトースで活性化したヒト由来肝星細胞LX-2対するケルセチンの効果: in vitro研究

Effect of Quercetin on the fructose-activated human hepatic stellate cells, LX-2, an in-vitro study

著作名:
Elham Shakerian
Reza Afarin
Rasoul Akbari
Narges Mohammadtaghvaei
出典:
Molecular Biology Reports
2022
49
2839–2845
DOI:
10.1007/s11033-021-07097-z
キーワード:
肝星細胞
LX-2
フルクトース
肝線維症
ケルセチン
TGF-β/smad3
肝保護
要旨:
ヒト由来肝星細胞LX-2をフルクトースで刺激して、慢性肝損傷における肝線維症を細胞レベルでシミュレーションした。48時間のフルクトース処置をした後、24時間、ケルセチンを作用させた。肝線維症の原因物質(TGF-β・αSMA・コラーゲン-1)の遺伝子発現は、フルクトースが著しく活性化したが、ケルセチンによって抑制された。ケルセチンは、TGF-β/smad3シグナル伝達を抑制して、肝保護作用を発揮した。