ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

創傷を治癒するナノカプセル化ケルセチンの調製と評価

Fabrication and evaluation of nanoencapsulated quercetin for wound healing application

著作名:
T. Nalini
S. Khaleel Basha
A. Mohamed Sadiq
V. Sugantha Kumari
出典:
Polymer Bulletin
2023
80
515–540
DOI:
10.1007/s00289-022-04094-5
キーワード:
ケルセチン
アルギン酸
キトサンナノ粒子
ラット
創傷治癒
動物実験
要旨:
ケルセチンを担持したアルギン酸を、キトサンのナノ粒子で封じ込め、新規ナノ製剤を設計した。24時間で、63%のケルセチンを放出することを確認した。ラットの創傷の治癒に要す時間は、通常のケルセチンと比べてはるかに早かった。新規製剤はフリーラジカル消去能が向上しており、治癒の質がフリーのケルセチンよりも優れている。