ピスタチオ抽出物のケルセチンとナリンゲニンが豊富な画分から得たフィトソームの物性と抗ダニ効果
Characterization and In vitro investigation of antiscabietic effect of phytosomes assimilating quercetin and naringenin rich fraction of Pistacia integerrima galls extract against Sarcoptes scabiei
- 出典:
- Journal of Drug Delivery Science and Technology
- 2022
- 67
- 102851
- DOI:
- 10.1016/j.jddst.2021.102851
- 要旨:
- ピスタチオ抽出物から、抗ダニ活性を有するアセトン画分を得た。HPTLC展開した結果、アセトン画分は、ケルセチン(Rf: 0.43)とナリンゲニン(Rf: 0.61)を豊富に含んでいた。アセトン画分を加工して、粒径1161 nmでゼータ電位が26.1のフィトソームを得た。フィトソームの4時間後ダニ忌避率は、1000 mgが93%であり、750 mgでは87%であった。殺ダニ効果としてのフィトソームの半数致死濃度は、3.35 g/mL (1時間後)、2.45 g/mL (2時間後)、1.48 g/mL (3時間後)、0.42 g/mL (4時間後)であった。