ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

HepG2細胞における、TNF-αが誘発した小胞体ストレスとインスリン抵抗性に対するケルセチンの防御効果

Defensive Effect of Quercetin against Tumor Necrosis Factor α-induced Endoplasmic Reticulum Stress and Hepatic Insulin Resistance in HepG2 Cells

著作名:
Jeongjin Park
Woojin Jun
Jeongmin Lee
Ok-Kyung Kim
出典:
Journal of Food and Nutrition Research
2018
6
518-524
DOI:
10.12691/jfnr-6-8-6
キーワード:
HepG2
TNF-α
小胞体ストレス
インスリン抵抗性
ケルセチン
要旨:
ヒト由来肝癌細胞HepG2をTNF-αで刺激すると、eIF2αとIRE1αのリン酸化を促進し、CHOP・XBP1・GRP78のmRNAの発現が上方調節され、小胞体ストレスを誘発した。TNF-αはまた、JNKとIRS-1のリン酸化と、PEPCKとG6PaseのmRNAの発現も促進して、HepG2にインスリン抵抗性をもたらした。しかし、ケルセチンで処置すると、全てにおいて濃度依存的な緩和効果を認めた。