ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

糖尿病を治療するケルセチンを封じたSoluplus®/P407ミセルの設計・最適化・物性評価・in vivo評価

Design, optimization, characterization and in-vivo evaluation of Quercetin enveloped Soluplus®/P407 micelles in diabetes treatment

要旨:
ケルセチンのバイオアベイラビリティ向上を目的に、ケルセチンをSoluplus®で封じ込めた新規ミセル製剤を設計した。得られたミセルの粒子径は85-108 nm、ケルセチンの含有率は63-77%、ゼータ電位は-12.30 mVであった。ラットの血中濃度時間曲線下面積(AUC)は、フリーのケルセチンの26倍を記録した。ストレプトゾトシンで惹起した糖尿病モデルラットに投与すると、血糖値が低下し、腎肝両組織のカタラーゼとSODが上昇したが、いずれにおいてもフリーのケルセチンより良好なデータを示した。