ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

自己組織化ミセルと感熱性ヒドロゲルDDSによる、ケルセチンの抗卵巣癌活性の増強

Enhancing the anti-ovarian cancer activity of quercetin using a self-assembling micelle and thermosensitive hydrogel drug delivery system

要旨:
ケルセチンをMPEG-PCLで封じ込めて、自己組織型のナノミセル(QM)を形成した。QMは更に、非イオン性界面活性剤Pluronic F-127と混ぜて、感熱性で注射が可能なヒドロゲル(QMGs)を得た。ヒト由来卵巣癌細胞株SKOV-3を腹腔内注射したモデルマウスに、フリーのケルセチン・QM・QMGsをそれぞれ投与した。その結果、QMGs群の腫瘍組織は、他の2群と比べて顕著に縮小した。