ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

子宮頸癌におけるシスプラチンの作用をケルセチンが増強するメカニズムの予測: ネットワーク薬理学と実験による検証

Prediction of the Mechanisms by Which Quercetin Enhances Cisplatin Action in Cervical Cancer: A Network Pharmacology Study and Experimental Validation

要旨:
子宮頸癌におけるケルセチンとシスプラチンの一般的な標的を調査すべく、ネットワーク解析を行った。その結果、EGFR・IL-6・カスパーゼ-3・カスパーゼ-8・VEGFA・MYC・HER2・FOS・サイクリンD1・PPARγを主要な標的蛋白質と認定した。子宮頸癌細胞株HeLaを用いて実験的に検証したところ、VEGFA・FOS・PPARγを除く7種の蛋白質の調節に、ケルセチンとシスプラチンの相乗効果を認めた。