ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

結腸癌における、バソヒビンの発現と血管系へのイソケルセチンの抗腫瘍効果

Antitumor effect of isoquercetin on tissue vasohibin expression and colon cancer vasculature

要旨:
ヒト由来結腸癌細胞株HT-29を異種間移植したマウスを用いる、イソケルセチンの薬効評価。イソケルセチンは、VEGF抗体ベバシズマブと同等に腫瘍の成長を阻止した。イソケルセチンは、血管新生抑制因子バゾヒビン1の発現を上昇し、血管新生促進因子バゾヒビン2の発現は抑制した。イソケルセチン群の血管数は、無投与群より65%少なく、ベバシズマブ群より50%少なかった。