ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはオートファジーを調節して、銅がSH-SY5Y細胞に誘発したアポトーシスと小胞体ストレスを軽減する

Quercetin Attenuates Copper-Induced Apoptotic Cell Death and Endoplasmic Reticulum Stress in SH-SY5Y Cells by Autophagic Modulation

著作名:
Joyeeta Chakraborty
Sourav Pakrashi
Arpita Sarbajna
Moumita Dutta
Jaya Bandyopadhyay
出典:
Biological Trace Element Research
2022
200
5022–5041
DOI:
10.1007/s12011-022-03093-x
キーワード:
神経芽細胞
SH-SY5Y
アポトーシス
ケルセチン
オートファジー
要旨:
ヒト神経芽細胞SH-SY5Yに銅を作用させると、細胞内に活性酸素種が増大し、形態学的変形と核の凝縮を引き起こした。また、ミトコンドリア膜電位の不均衡も引き起こし、アポトーシスを誘発した。ケルセチンの添加は、これらの変化を逆転させ、LC3IIを上方調節してオートファジー誘導した。オートファジー経路を調節した結果、ミトコンドリアや小胞体の恒常性が回復した。