ケルセチン-3-O-グルコシド(イソケルセチン)の内皮機能および血圧に対する急性効果: 無作為化用量応答研究
Acute effects of quercetin-3-O-glucoside on endothelial function and blood pressure: a randomized dose-response study
- 著作名:
- Nicola P. Bondonno
- Catherine P. Bondonno
- Lisa Rich
- Emilie Mas
- Sujata Shinde
- Natalie C. Ward
- Jonathan M. Hodgson
- Kevin D. Croft
- 出典:
- The American Journal of Clinical Nutrition
- 2016
- 104
- 97–103
- DOI:
- 10.3945/ajcn.116.131268
- 要旨:
- 15名の健常者を対象とする、イソケルセチンの内皮機能と血圧への急性効果を検証した臨床研究。ランダムに5群に分け、イソケルセチンの摂取量を0, 50, 100, 200, 400 mgに設定した。1週間のウォッシュアウト期間を設け、ランダムな順序でいずれかの摂取量の試験を行い、クロスオーバーとした。イソケルセチン摂取の60分前と90分後に、内皮機能(血中NO濃度)と血圧を測定し、急性効果を検証した。総ケルセチンおよびイソラムネチンの血中濃度は、イソケルセチンの摂取量依存的に上昇して、用量応答を示した。しかし、内皮機能および血圧は、いずれの摂取量でも急性的な改善は見られなかった。