放射線によるラットの肝腎毒性に対するケルセチンの保護効果
Hepatotoxicity and renal toxicity induced by radiation and the protective effect of quercetin in male albino rats
- 著作名:
- Munevver Baran
- Arzu Yay
- Gozde Ozge Onder
- Fazile canturk Tan
- Betul Yalcin
- Esra Balcioglu
- Oguz Galip Yıldız
- 出典:
- International Journal of Radiation Biology
- 2022
- 98
- 1473-1483
- DOI:
- 10.1080/09553002.2022.2033339
- 要旨:
- 全身に10 Gyのガンマ線を照射したラットは、肝腎の両組織が病変した。肝組織では空洞化と肝実質細胞の壊死が見られ、腎組織では糸球体の収縮・ボーマン嚢の広がり・尿細管の拡張と炎症が見られた。予めケルセチンを投与してからガンマ線を照射したラットでは、カスパーゼ-3とアポトーシスが減少した。また、ガンマ線を照射した後にケルセチンを投与したラットでは、マロンジアルデヒドの上昇が抑制された。