食品製剤の違いがケルセチンの薬物動態に及ぼす影響
Comparison of Quercetin Pharmacokinetics Following Oral Supplementation in Humans
- 著作名:
- Diksha Kaushik
- Kevin O’Fallon
- Priscilla M. Clarkson
- C. Patrick Dunne
- Karen R. Conca
- Bozena Michniak-Kohn
- 出典:
- Journal of Food Science
- 2012
- 77
- H231-H238
- DOI:
- 10.1111/j.1750-3841.2012.02934.x
- 要旨:
- 18名の健常者を対象とする、食品製剤の形態の違いがケルセチンの動態に及ぼす影響を検証した、臨床研究。6名ずつ3群に分け、ケルセチンの摂取量が500 mgになるように、水に懸濁した粉末・栄養バー・ソフトチューをそれぞれ摂取した。摂取から32時間後まで定期的に採血して、ケルセチン濃度をLC-MSでモニタした。その結果、最大血中濃度(Cmax)は以下の通りであった: 栄養バー(1051.9±393.1 μg/L)、ソフトチュー(698.1±189.5 μg/L)、懸濁粉末(354.4±87.6 μg/L)。しかし、同一グループ内でバラツキが多く、群間で統計的な有意差を示さなかった。