イソケルシトリンはRUNX2またはBMP経路を介して、骨芽細胞と骨髄間葉系幹細胞の骨形成分化を促進する
Isoquercitrin promotes the osteogenic differentiation of osteoblasts and BMSCs via the RUNX2 or BMP pathway
- 出典:
- Connective Tissue Research
- 2019
- 60
- 189-199
- DOI:
- 10.1080/03008207.2018.1483358
- 要旨:
- 低濃度のイソケルシトリンは、骨芽細胞と骨髄間葉系幹細胞の増殖を促進した。高濃度では、骨芽細胞中のRUNX2の発現と、骨髄間葉系幹細胞中の骨形成蛋白質(BMP)の発現をそれぞれ調節して、骨形成分化を促進した。RUNX2の発現を抑制するsiRNAと、BMPのアンタゴニスト蛋白質ノギンの存在下ではいずれも、イソケルシトリンの働きを打消した。