黄色ブドウ球菌のバイオフィルム形成中に、ケルセチンがClfB蛋白質に影響を与える潜在的なメカニズム
Potential Mechanisms of Quercetin Influence the ClfB Protein During Biofilm Formation of Staphylococcus aureus
- 出典:
- Frontiers in Pharmacology
- 2022
- 13
- 825489
- DOI:
- 10.3389/fphar.2022.825489
- 要旨:
- 黄色ブドウ球菌がバイオフィルムを形成する際に、ClfB蛋白質の発現が増大した。ケルセチンは128 μg/mLの濃度でバイオフィルム形成を阻害したため、ClfB蛋白質とケルセチンとの相互作用が示唆された。分子ドッキングの結果、ClfB蛋白質のAsp330・Arg331・Ile379・Lys391・Glu490の5か所が直接ケルセチンと結合し、機能部位のAsn234・Asp270・Tyr273・Phe328の4か所は間接的な変化を示した。