ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

横紋筋肉腫にて、ケルセチンは5’リーダー活性な代替転写物を介して、パネキシン1の発現を誘導する

Quercetin induces pannexin 1 expression via an alternative transcript with a translationally active 5′ leader in rhabdomyosarcoma

要旨:
横紋筋肉腫ではパネキシン1の発現が抑制されているが、逆にパネキシン1が上昇すると横紋筋肉腫の進行が阻害される。ケルセチンは横紋筋肉腫細胞と正常骨格筋細胞の両方にて、パネキシン1のmRNAの発現を同程度に推進した。横紋筋肉腫では5'リーダー機能が完全に失われるが、ケルセチンは5'リーダーを含む転写変異体を再発現して、パネキシン1を増加した。