ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

抗COVID-19薬としてのイソケルセチン: 実現の可能性

Isoquercetin as an Anti-Covid-19 Medication: A Potential to Realize

著作名:
Majambu Mbikay
Michel Chrétien
出典:
Frontiers in Pharmacology
2022
13
830205
DOI:
10.3389/fphar.2022.830205
キーワード:
総説
イソケルセチン
COVID-19
抗ウィルス作用
要旨:
タイトルにはCOVID-19とあるが、イソケルセチンの抗ウィルス作用に関する総説と見なせる。前半では、イソケルセチンの体内動態を含めた薬理全般を述べている。抗ウィルス作用は、インフルエンザウィルス・ジカおよびデングウィルス・エボラウィルス・コロナウィルス・その他のウィルスに章分けして論じる。COVID-19に関しては、ケルセチンの3CLproおよびACE-2の阻害作用を基に、イソケルセチンの有用性に言及している。前半で強調された、ケルセチンを効率良く体内に届けるプロドラッグはイソケルセチンであることが、COVID-19治療薬と主張する根拠としている。