ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

セレンナノ粒子とケルセチンは、チオアセトアミドが誘発したラットの肝細胞癌を抑制する: 炎症関与の軽減

Selenium nanoparticles and quercetin suppress thioacetamide-induced hepatocellular carcinoma in rats: Attenuation of inflammation involvement

著作名:
Ahmed A. Mohamed
Randa A. Zaghloul
Amr M. Abdelghany
Amal M. El Gayar
出典:
Journal of Biochemical and Molecular Toxicology
2022
36
e22989
DOI:
10.1002/jbt.22989
キーワード:
ラット
肝細胞癌
セレンナノ粒子
ケルセチン
p53/β-カテニン/サイクリンD
動物実験
要旨:
チオアセトアミドでラットに肝細胞癌を惹起した。セレンナノ粒子の単独投与は、血中のα-フェト蛋白質と肝中の炎症マーカーIL-33・IL-1β・IL-6の上昇を抑制した。セレンナノ粒子とケルセチンとの組合せの投与は、酸化ストレスと炎症を軽減し、p53/β-カテニン/サイクリンDの発癌経路を阻害して、肝細胞癌の進行を抑制した。