ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチン-3-O-β-D-グルコピラノシド(イソケルセチン)は、エタノールによる猫由来食道内皮細胞の損傷に保護作用を示す

The Protective Effect of Quercetin-3-O-β-D-Glucuronopyranoside on Ethanol-induced Damage in Cultured Feline Esophageal Epithelial Cells

著作名:
Jung Hyun Cho
Sun Young Park
Ho Sung Lee
Wan Kyunn Whang
Uy Dong Sohn
出典:
Korean Journal of Physiology & Pharmacology
2011
15
319-326
DOI:
10.4196/kjpp.2011.15.6.319
キーワード:
イソケルセチン
食道内皮細胞
エタノール
過酸化水素
ERK1/2
要旨:
猫由来食道内皮細胞の培養液を10%エタノールで処理すると、30分間後の細胞の生存率は43.4%に低下した。しかし、ケルセチン-3-O-β-D-グルコピラノシド(イソケルセチン)を50 μM濃度で添加しておくと、エタノールの存在下でも、12時間後の生存率は65%であった。イソケルセチンは、エタノールがもたらした過酸化水素の発生とERK1/2の活性化を阻害した。