そば粉クッキーの摂取は、血中ミエロペルオキシダーゼとコレステロールの低下と関連する: デイケアセンタースタッフにおける二重盲検クロスオーバー研究
Eating Buckwheat Cookies Is Associated with the Reduction in Serum Levels of Myeloperoxidase and Cholesterol: A Double Blind Crossover Study in Day-Care Centre Staffs
- 著作名:
- Gunilla Wieslander
- Nina Fabjan
- Maja Vogrincic
- Ivan Kreft
- Christer Janson
- Ulrike Spetz-Nyström
- Blanka Vombergar
- Christer Tagesson
- Per Leanderson
- Dan Norbäck
- 出典:
- The Tohoku Journal of Experimental Medicine
- 2011
- 225
- 123-130
- DOI:
- 10.1620/tjem.225.123
- 要旨:
- デイケア―に従事する女性(健常者)62名を対象とする、食品としてのルチンの効果を検証した臨床研究。ランダムに2群に分け、第1グループはそば粉クッキー(ルチン摂取量として16.5 mg/day)を、第2グループは韃靼そば粉クッキー(同359.7 mg/day)を、それぞれ2週間継続して摂取した。その後クロスオーバーとして、互いの食べるクッキーを入れ変えて、更に2週間の摂取期間を設けた。その後の検査にて、ルチンは、炎症の指標である血中のミエロペルオキシダーゼを有意に低下させた。またルチンは、総コレステロールを低下させる効果は認めたが、同時にHDLも下げてしまった。