ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは解糖系代謝を阻害して、膠芽腫の成長を阻害し生存率を延長する

Quercetin Inhibits Glioblastoma Growth and Prolongs Survival Rate through Inhibiting Glycolytic Metabolism

著作名:
L. Wang
S. Ji
Z. Liu
J. Zhao
出典:
Chemotherapy
2022
67
132–141
DOI:
10.1159/000523905
キーワード:
ケルセチン
膠芽腫
U87MG
T98G
マウス
解糖系代謝
動物実験
要旨:
ケルセチンは、ヒト由来膠芽腫細胞株U87MGおよびT98Gの増殖を抑制し、アポトーシスを促進した。U87MGを脳に注射したモデルマウスにケルセチンを投与すると、膠芽腫の成長を抑制し、自発運動を回復させ、末梢器官に毒性を与えずに生存率を改善した。ケルセチンはまた腫瘍組織にて、解糖系代謝を阻害した。